市民企画講座
講師 認定特定非営利活動法人
ウイメンズハウスとちぎ
カウンセラー 藤平 裕子さん
1月14日(土)総合コミュニティセンター(アコール)で テーマ「“女性への暴力”
のない社会をめざして〜今 できることを考えよう〜」の講座を開催。参加者
21名。(新婦人16名 一般5名)コロナ禍でDVが増えていると報道されて
います。ウイメンズハウスとちぎのカウンセラーの藤平裕子さんにDVの本質、
被害の実態、被害者を取り巻く社会の現状などを話していただきました。
*DVの本質は力の差を背景に、暴力を使って相手を思い通りに支配 (コント
ロール)すること
夫婦げんかとDVの違い、
夫婦げんかは対等、DVは力で支配すること。
*DVの中にいる子どもたち
・母親は殺されてしまうのではないか(恐怖)
・自分も同じようにされるのではないか(怖い・緊張)
・父親が母親に暴力を振るうのは自分が悪いからだ(自責感)
・母親を守れないのは自分が弱いからだ(無力感)
・親を嫌だと思う自分は悪い子だ(罪悪感・混乱)
・何が起きているんだろう、どうなるんだろう(不安・混乱)
・誰にも言ってはいけない(孤立) 〇暴力の緊張の中で、不安や恐怖心を抱え、 自分の感情を抑え込む 状態は、子どもとしての発達、成長に影響を与える
*私たちにできること
・暴力の問題を正しく理解し被害者を孤立させない地域社会に
・健全な関係を学習できる環境の地域に
・暴力を許さない社会、加害者も被害者も傍観者も生まれない社会
〇すべての人に、暴力におびえず、安心して暮らす権利があります
参加者の感想
気づきにくいことに気づかせてもらえて、自分のこれからの生活で役立たせることが出来そうです
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4人にT人がDVに会っていることに驚きました。知り合いの方が友人がDVにあっていることを聞きました。今後の参考にしたいと思いました。
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DV問題に非常に関心があります。今後も今日のような企画が続けられればよいと思います。(特に子どもに対する性暴力などの影響など)
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DVの本質は深いのだなと思いました。状況を知ること、そして大きな社会問題であることを認識すること、正しい理解をすることを改めて感じました。
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ウイメンズハウスの活動をいつも尊敬しています。常にとはいきませんが折々学びたいと思うテーマです。家父長制のメリットを捨てられない男性たちは老若を問わず、たくさんいます。これからは「女性に対する」のみならず、性認識の多様性の中で又新たな対応が必要となるでしょう。すぐに連絡でき学校教育のなかでも周知する必要があります。 |
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